- 1. スパイク・ジョーンズ監督appleの新商品「HomePad」のCMを公開
- 2. blindのスケボービデオ「Video Days」
- 3. Girlのスケボービデオ「mouse」
- 4. Lakaiのスケボービデオ「Fully Flared」
- 5. Beastie Boys「Sabotage」のミュージックビデオ
- 6. Weezer「Buddy Holly」のミュージックビデオ
- 7. The Chemical Brothers「Elektrobank」のミュージックビデオ
- 8. Fatboy Slim「Rockafeller Skank」のミュージックビデオ
- 9. Sonic Youth「100%」のミュージックビデオ
- 10. 映画「her」
- 11. 最後に
スパイク・ジョーンズ監督appleの新商品「HomePad」のCMを公開
スパイク・ジョーンズ監督の最新作です。映画ではなく、MVでもなく、スケボービデオでもなく
apple社の新商品「HomePad」というスマートスピーカーのCMです!
まずは4分間のCM動画をご覧下さい。
2018年2月に「Apple(アップル)」がアメリカや欧州地域において発売を開始したスマートスピーカー、
「HomePod」のCM映像を公開しました。
この「HomePad」のCMをSpike Jonze(スパイク・ジョーンズ)監督が手がけたのだ。
映像内の主役女性にはイギリス人シンガーソングライターのFKA twigs(FKAツイッグス)を迎え、
HomePodが彼女の要望に応え再生するのが、Anderson .Paak(アンダーソン・パーク)の
新曲”Til It’s Over”。
それと共にスパイク・ジョーン監督の独創的でなんとも言えない不思議な世界に誘われるのです。
流石スパイク・ジョーンズですね。なんとも表現しがたい世界を映像として作り上げてしまうところが、
まさに彼の真骨頂と言うべきところだと思います。
そんな彼の映像作家としての始まりはスケボーのフィルマーから始まったことは、このブログでも何度か
紹介しているけど、それを知らない人って結構いるんだよね。
なので改めてスケボービデオからミュージックビデオ、そして映画まで僕の好きな
スパイク・ジョーンズ作品を振り返ってみましょう。
blindのスケボービデオ「Video Days」
スパイク・ジョーンズの映像作家としてのスタートはこのスケボービデオ「Video Days」から
始まっています。彼の親友のプロスケーター「マーク・ゴンザレス」と共に、
スケボーに明け暮れる日々を過ごしていたパンク少年だったそうです。
スケボービデオ以外の映像を手がけるようになってからも、スパイク・ジョーンズ作品には
度々スケボーが登場するシーンがあります。それは元々スケボーのフィルマーから始まった所以です。
【スケーター名鑑】マーク・ゴンザレス「スケボーカルチャーをアートの域に高めた唯一無二の存在」
Girlのスケボービデオ「mouse」
Video daysから大分進化してますね。既にスパイク・ジョーン監督の片鱗が現れ出している。
映画のようなオープニングはスケボービデオぽくなく当時は斬新だったに違いありません。
このGirlというスケボーカンパニーはスパイク・ジョーンズも共同経営者となっていて、
プロスケーターのリック・ハワードやマイク・キャロルと一緒にスケボー界を盛り上げてきました。
そして既にGirl帝国から離れてしまったエリック・コストンやガイ・マリアーノとも親交があり、
スパイク・ジョーンズはスケボー界とは切っても切れない存在かもしれませんね。
【スケーター名鑑】マイク・キャロル「スケボーカンパニーGirlの創始者」
【スケーター名鑑】ガイ・マリアーノ「表舞台から何度も姿を消したがやっぱり彼にはスケボーしかなかった」
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Lakaiのスケボービデオ「Fully Flared」
ここまで来るとカメラや機材の性能が上がっている時代に入りますのでとても美しいですね。
スパイク・ジョーンズも意欲的にそれらの機材や技術を取り入れていると思われます。
オープニングの演出はなんとも過激な爆破シーンを多様し火薬の量がハンパない。
音楽も神秘的で一見、激しい映像と真逆ですがそれを馴染ませてしまうのがスパイク・ジョーンズです。
ちなみにLakaiとはスケボーシューズブランドでGirl帝国のシューズ部門といったところでしょうか?
最近トニー・ホークが加入したことに驚きましたがスケボー界に燦然と輝くスケボーシューズメーカーで
あることは間違いないです。
トニー・ホークとラリー・ホーク「親子二世代スケーター憧れるなぁ〜」
Beastie Boys「Sabotage」のミュージックビデオ
まるでB級映画のようです。
なんとなくVideo Daysに通ずつものがありますね。
もう何度も観たおっさんには涙もののミュージックビデオです〜
Weezer「Buddy Holly」のミュージックビデオ
この楽曲とミスマッチなアメリカンスクールなイメージですが、
今まで述べてきたようにスパイク・ジョーンズの真骨頂はそこにあります。
ナードなイメージのWeezerを爽やかに仕立て上げたところが好きですね。
The Chemical Brothers「Elektrobank」のミュージックビデオ
もうこれは初めは違和感しかない・・・
しかし徐々に音楽と映像がマッチしてくるから不思議。
このアンバランス感を融合してしまうスパイク・ジョーンズはやはり天才です!
Fatboy Slim「Rockafeller Skank」のミュージックビデオ
なんなんでしょうこの意味不明感は(笑)
もうアートの領域ですね。アートに意味を求めてはいけません!
僕はこのミュージックビデオを若かりし頃、バイト先で流れたいたMTVで散々観ました。
癖になります。まるで洗脳されているかのように(笑)
Sonic Youth「100%」のミュージックビデオ
Sonic Youthパンクですね〜ロックですね〜スケボー映像とのマッチングがいいでね〜
普通にスパイク・ジョーンズの趣味全開なんではないかい?
映画「her」
映画は「マルコビッチの穴」や「かいじゅうのいることろ」などの作品がありますが、
僕が特に好きなのは、おっさんと人工知能の恋愛を描いた「her」です。
キモいおっさんですね〜(笑)
でも近い将来ありえる話しですよ人口知能が人間の知能を超えるシンギュラリティが起こるのが
2045年と言われています。
人間は人工知能とどう向き合っていくのか考えさせられる作品です。
そして流石スパイク・ジョーンズと思わせるのが本編の世界観を未来っぽくしていないところです。
なので僕らの延長線上の未来のように感じてしまうんですね。
そんな「her」を作ったスパイク・ジョーンズ監督が2018年にapple社のスマートスピーカー
「HomePad」のCMを監督したことは後々意味があったことなんだという時がくるかもしれませんね。
最後に
ミュージックビデオのところは時代が前後しているところがあるかもしれませんが
ご容赦いただければと思います。
他にもまだまだ彼の作品はありますが、こうして観るとスパイク・ジョーンズ作品に
共通するいつくかの特徴が見えてくる。
それは「相反する物を融合させる」「意味不明だが癖になる」ということ。
他にも世界中で真似する人が続出したおバカ動画「ジャッカス」も彼の仕事です。
スパイク・ジョーンズはまさしく天才なんだけどそれは元々はスケボーパンク少年から始まっていて、
スケボービデオからミュージックビデオ、映画、そして世界のapple社のCMを撮るまでになる。
そんなところが僕の心を引き付けて離さないのだ。
だって夢があるでしょ!?
この記事を読んだ少年少女がスタートラインがどこだって夢を実現出来るって思えたら嬉しく思う。
ところでおっさんの夢はなんだっけ?
僕も今一度そんなことを考え直してみよと思う今日この頃でした。
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