SRサイタマノラッパー〜マイクの細道〜ダメダメな奴らのボロボロな人生に泪する

SRサイタマノラッパー〜マイクの細道〜ダメダメな奴らのボロボロな人生に泪する

SR サイタマノラッパー~マイクの細道~

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SRサイタマノラッパーは僕が好きな映画の一つで1、2、3と3作品公開されている。

低予算で作られたインディー映画であるにも関わらず、あのライムスターの「宇多丸」氏も絶賛した非常に評価の高い作品なんだけど、そのSRサイタマノラッパーがドラマシリーズ〜マイクの細道〜として再び帰ってきた!

現在Amazonプライムビデオで絶賛公開中だ!

 

SRサイタマノラッパーを簡単に説明するとSHO-GUNG(ショウグン)というサイタマ出身の3人のヒップホップグループでメンバーは「イック」と「トム」と「マイティー」の3MCという構成。

 

中でもリーダーの「イック」はとにかくラップが好きでラップで花を咲かせたいと一生懸命。

それに付き従うのは何処かパッとしない親友の「トム」。

そして2人の後輩で勝ち気な「マイティー」。

 

何故か彼らは映画シリーズから今回のドラマシリーズでも、いつも旅をしている。

その旅の中で出会った人達との交流や仲間との友情あり〜ので、ラップのスキルを磨いていくロードムービー。

大体の映画はサクセスストーリー的に、最後は成功してハッピーエンドなんだが、SRサイタマノラッパーは決して成功しないのだ(笑)

この一向に芽が出なさ加減も笑えるし、諦めの悪い彼らが自分と重なる部分もあったりして、何となく愛おしく感じたり、そして泣けてくるのだ(泪)

 

ドラマシリーズ化したSRサイタマノラッパー〜マイクの細道〜の見所

今回のドラマシリーズ〜マイクの細道〜は前作の映画シリーズを観てなくても楽しめるが、観ておくと更に楽しめるので観ておくことをオススメする。

Amazonプライムビデオでは1、3は会員視聴できるが2だけレンタルか購入で視聴。

 

SHO-GUNGのメンバー達は相変わらずダメダメです

前作の映画シリーズより空中分解してから7年の時が流れた。

イックは夢を諦めきれず未だ34歳にしてアルバイトで実家暮らし。

一方親友のトムはガールズバーで働き、安定した収入と妻と子供に恵まれ、今まさに人生の花を咲かせようとしている。

そしてマイティーは行方不明・・・

そんなときイックの元にクラブチッタへの主演オファーが届く。

もうラップに興味のなくなったトムを何とか説得し、マイティーを探す旅に出たのであった・・・

 

SHOU-GUNGを結成して早10年。一向に成功する兆しがない・・・

だってライブは7年前一回きりやってからその後は一切していないのだから・・・

そして年齢は34歳・・・

先の見えない未来・・・

怖いですね〜

いい加減現実を見てくれイック!

でも今までラップしかやってこなかったし、もうラップしかできないイック。

そんなおっさんが夢を諦めない姿は痛々しくも映り、思わず目頭が熱くなります。

さて彼らSHO-GUNGの未来は一体どうなるのでしょうか?

 

かっこ悪いかっこ良さ

SRサイタマノラッパーはかっこ悪いかっこ良さがかっこ良く、洋画に見られるヒップホップを題材にした映画は大体がかっこいい作品が多いが、そんな作風とは一線を画すのだ。

かっこ良いヒップホップ映画の代表として「8マイル」が挙げられるが、もしこれを日本人がやったら逆に寒くなるのは必至。

そこをSRサイタマノラッパーはコメディータッチでダサいラッパー達を熱く描いたところに共感するのだ。

更に今回のドラマシリーズでは日本人の心の奥にある郷愁感を寅さん的な人間ドラマ&ロードムービーに仕上げることで映画シリーズよりパワーアップしたように感じられる。

 

そしてSHO-GUNGのメンバー達の服装は一昔前のダボダボスタイル。

若い才能のあるラッパー達はスタイリッシュに今風の細身の服装だが、彼らは一昔前のダボダボスタイルを貫いている。

そんな服装に30代、40代の人は天然記念物を見るような崇高な視線を投げかけるのではないでしょうか。

僕はイックのオーバーサイズのジャケット、暑苦しいから早く脱いでくれ!

と何度思ったことか(笑)

 

ドラマシリーズSRサイタマノラッパー〜マイクの細道〜オープニング曲

ドラマシリーズのオープニング曲は本作品を大絶賛したラッパー「宇多丸」が所属するヒップホップグループ「ライムスター」の「マイクの細道」だ。

リリックの内容に目頭が熱くなるのは必至です(泪)

 

最後に

SRサイタマノラッパー〜マイクの細道〜はAmazonプライムビデオで既にシーズン1は全て見終わりました。

ダメダメな彼ら、現実逃避な彼ら、トラブルばかりの彼ら、そんなSHO-GUNGのメンバー達だけど、それでも一歩づつでも、ほんの少しの歩みかもしれないけど、前に進んだだけいいじゃんって思えた。

 

愛すべきSRサイタマノラッパー ドラマシリーズ シーズン2が今から楽しみでならない涙目のおっさんであった。

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