ヒップホップとスケボーについて描かれたドキュメンタリー映画「Concrete Jungle」の紹介です。
前回紹介したドキュメンタリー映画「DEATHBOWL TO DOWNTOWN」同様、2009年の映画で
同じく東海岸に渡ったスケボー文化の進化についてのドキュメンンタリー映画です。
その中で「Concrete Jungle」は特にヒップポップとスケボーの結びつきについて迫った作品
となっています。
今回はYouTubeで全編英語ですが見れますので是非ご覧ください。
監督はズーヨークの創立者の一人でもある「イーライ・モーガンゲスナー」。
本編でインタビューに応えてくれたスケーターはトニー・ホーク、トミー・ゲレロ、ナタス・カウパス、
マイク・キャロル、チャド・マスカ、ポール・ロドリゲスなどの豪華メンバーが登場。
西海岸ではスケボーといえばパンクだった
スケボーが東海岸に渡る前、西海岸ではスケボーといえばパンクロックと言うくらい
結びつきが強くスケボーキッズ達はクラッシュに熱狂しそしてスケボーで遊びと大忙しでした。
そのくらいスケボーとパンクロックは親和性が高いものだということは周知の事実。
今でもスケボーする時はiPodでパンクを聞きながら滑っている人も多いはずです。
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東海岸でスケボーと融合したヒップホップ
そんなスケボーは東海岸に渡るとヒップホップと融合していったのです。
1990年代当時、ヒップホップは世界中から注目を集めていた時期で
ファッション、音楽、アートなど若者文化に多大な影響を与えていました。
そんな時代の流れの中でスケボーとの融合も自然と行われて行ったのだと思います。
ニューヨークのストリートにはカリフォルニアにはない独特のスタイルが生まれ、
ヒップホップはおしゃれで現代的なアプローチをスケボーカルチャーに加えていったのです。
その中でスケボーとヒップホップを体現したスケーターと言えばこの二人ではないでしょうか?
ズーヨークのハロルド・ハンターとショーティーズのチャド・マスカです。
彼らはヒップホップスタイルのスケボーを世に広めたスケーターの代表と言ってもいいと思います。
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あなたはパンクスタイル?ヒップホップスタイル?
パンクスタイルはタイトなシルエットでヒップホップはオーバーサイズ。
なんて解りやす言えばこんな感じだと思います。
この二つはひと昔前には極端に支持する人達の間で対立することもあったと思いますが、
現代のスケボーシーンを見てみると、この二つが融合されてきているんじゃないかと感じます。
ファッション一つにしてもタイトなパンツとヒップホップなイメージをうまく組み合わせた
ようなスタイルを目にすることが多いですね。
その時代に合った流行というものもあるかと思いますが、その辺の変な垣根がなくなって、
より自由な発想でスケーター個人個人が選んで楽しめれば良いと思います。
まとめ
この映画は全編英語ですが、英語が解らない人でもなんとなく雰囲気は伝わると思います。
一枚のデッキと四つのウィールが時代と都市、そして世界中をプッシュして進化し、
スケボーカルチャーを築いてきました。
日本に渡ったスケボーはこの先、どうなっていくのでしょうか?
私たちの孫の世代にはスケボーと演歌の融合もありえるか?(笑)
いやいや解りませんありえるかもしれません。
スケボーというものはそれだけ、まだまだ可能性を持ったものだと思います。
スケボーの旅はこれからも続いていきます。
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