知育玩具クリエイターに弟子入した話し【第二回】ヒノキで作る動物のおもちゃ

知育玩具クリエイターに弟子入した話し【第二回】ヒノキで作る動物のおもちゃ

ヒノキで作る動物のおもちゃ

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手作り知育玩具のワークショップ第二回は、ヒノキで作る動物のおもちゃでした。

前回はアイデアを形にする講座でしたが、今回は電動糸鋸の使い方の練習も兼ねて、オーソドックスなおもちゃ作りを体験してきました。

 

 

まずはこのワークショップの先生でもあり知育玩具クリエイターの森山さんが作った木の動物をヒノキの板に鉛筆でトレースします。

今回はゾウ、ラクダ、シロクマ、ウマを作ってみたいと思います。

電動糸鋸で切っていくので、動物のシルエットは複雑過ぎないことがポイント。

 

トレース出来たら早速、電動糸鋸で動物の形を切り抜いて行きます。

電動糸鋸を使うのは中学校の技術の授業以来です。

 

初めての割には直にコツを掴み以外とうまく切り抜けました。

続いてボール盤で動物の目となる穴を空けていきます。

 

ここまでできたら仕上げのヤスリ掛けです。

小さな子供が使うことを想定して角を取るようにヤスリ掛けします。

 

この作業を4体分繰り返し完成したのがこれです!

何だかラクダの口元が鳥みたいになってしまいましたが、森山さんいわく初めてにしては上手だとお褒めの言葉をいただきました。

 

このおもちゃはヒノキで作ってますので、お風呂に入れて遊ぶと、ヒノキの良い香りが広がり癒されます。

うちの子は積み木みたいに積み上げてバランスを取って遊んでいました。

こういうシンプルなおもちゃは子供の想像力を育てます。

ただ自分で作るには、やはりちゃんとした道具が必要です。

今回使った電動糸鋸やボール盤などは一般の家庭にはなかなかないので、もし興味のある方がいたら、僕と一緒に知育玩具クリエイター森山 恵吾さんのワークショップに参加してみませんか?

TwitterまたはFacebookからご連絡ください。

 

 

ちょっとしたアイデアから製品化した知育玩具

ここで少し、手作り知育玩具ワークショップの主催者である森山さんが製品化した知育玩具を紹介したいと思います。

森山さんは大手知育玩具メーカーを定年退職後、自ら立ち上げた知育玩具メーカー「株式会社サンモリッツアーツ」でオリジナルの知育玩具を開発しています。

 

3歳からの知育玩具「アーツブロック」

 

 

このブロックは今日のワークショップで作ったような動物を囲っておく柵からアイデアが広がり、四角と丸のブロックをジョイントさせる「アーツブロック」が誕生しました。

曲線が作れる珍しいブロックです。

 

物量を投入すればこんな大きなゴジラも作れます。

※八王子市のコニカミノルタサイエンスドームで展示中です。

 

24ピースで作るバランスの良いステゴサウルス。

ん〜これが一番シンプルで美しい造形だと思う。

 

10ピースで作るハヤブサ(ヒコーキ)。※僕の作品です。

10ピースという制限を掛けて作った作品。

ピースの数に制限を付けて作るという遊び方もできるぞ。

 

6歳からの知育玩具「ディノバーン」

 

 

このおもちゃは今やテレビやラジオ、新聞、雑誌など様々なメディアで取り上げられている木製立体パズルとアプリを組み合わせた、恐竜が飛び出す知育玩具です。

 

木製パズルのことをミノパズルといって長方形の形にピッタリと納めるが大人でも難しい。

しかも図柄の組み合わせが33通りあり、完成したそれぞれの図柄をアプリを使ってカメラでかざすとティラノサウルスやトリケラトプスなど33種類の恐竜が立体的に飛び出す。

更にその恐竜をストックして恐竜図鑑として解説を読んで学習できるのだ。

 

 

最後に

上に紹介した製品もスタートはちょっとした物が発展して製品となっていたりする。

その行程は決して派手ではなく、むしろシンプルだ。

 

今回のワークショップで作った木の動物のおもちゃは、これだけ色々な物が世に出回っている現代では、凄く素朴なものかもしれない。

しかし、これだけシンプルで素朴なものを小さな子供に渡してみると、そりゃ楽しそうに遊ぶから驚いた。

僕の先入観で、今の子供達は見向きもしてくれないと思っていたが、実際そうではなかったことに、なんだかホッとした。

 

知育玩具で最も大切なことは「考えながら手を使って遊ぶこと」だという。

作り手側としても複雑過ぎず、シンプルで美しい物作りを意識するのが大切だと思った。

その為にはやはり基本が大事。

いや〜久しぶりの電動糸鋸とても新鮮でした。

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