【好きなことやってたら世界的映画監督に!】スパイク・ジョーンズ映画「her」からスケートビデオ「Video Days」まで

【好きなことやってたら世界的映画監督に!】スパイク・ジョーンズ映画「her」からスケートビデオ「Video Days」まで

スパイク・ジョーンの軌跡

オスカー受賞作品映画「her」コンピューターに恋する未来を僕らはどれだけ否定できるだろうか?

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「マルコビッチの穴」や「かいじゅうのいるところ」などを手掛けた

奇才スパイク・ジョーンズ監督2014年の映画「her/世界でひとつの彼女」

オスカー受賞作品で日本では2014年6月28日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショーされた。

 

コンピューターのOSとおっさんの恋愛を画いたSF映画なんだけど、

絶妙な感覚で画かれる世界観はなんだか後を引きずる感じ。

この映画を観てキモいな〜とか思った人もいるかも。

だってOSと恋愛するおっさんだもんね。

しかし、僕らはどれだけそれを否定できるだろうか?

だってみんな時間があればスマフォいじってるでしょ?

あれだってAppleかGoogleのOSでしょ?

それが人工知能を持って発達して行く可能性は大いにあるわけで

Siriなんてスマフォに話しかけると要望を聞いてくれるしね。

それともう一方では2次元キャラしか愛せない人もいるわけ。

萌えキャラだとかイケメンキャラだとかに本気で恋してる。

そんな人間の欲望を満たす為に産み出された限りなく人間に近い人工知能を持ったOS・・・

近い将来の話しだと思いませんか?

もしそこまで人工知能が発達してコンピューターとの恋愛が成立したら

それは果たしてリアルなのか?それとも否リアルなのか?

目に見えるもの、触れられるものだけがリアルなのか?

はたまた人間の体に限りなく近い人形に感情を持ったOSをダウンロードできたら・・・

なんてこの映画を観て色々考えてしまった。

本編に出てくるシーンで面白かったのが同僚カップルとダブルデートするシーンがあるんだけど

まさにリア充?でも一人はOSだしなぁ・・・

 

私がこの映画herの中で良いなと感じたところは近未来の話しだけど周りの景観というのでしょうか?

それがいわゆる、コテコテのSFという感じではなく、見せ方がきわめてナチュラル。

そう言った部分でストーリーを邪魔しないで登場人物に感情移入できる感じがした。

さすが、スパイク・ジョーンズ。

内容は賛否ありますが、私はとても楽しめた映画でした。

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今ならhuluでも観れるよ。

 

スパイク・ジョーンズの原点はスケートフィルマーから始まった

今では奇才なんて呼ばれる映画監督になったスパイク・ジョーンズですが、

彼の感性はどこで培われたのか?

2014年「her」からさかのぼる事23年前の1991年。

スパイク・ジョーンズはなんと!スケートビデを制作していました。

そのビデオとはマーク・ゴンザレス率いる「Blind Skateboard」の「Video Days」。

ゴンズやジェイソン・リー、少年時代のガイ・マリアーノ達とキャデラックに乗り込み

南カリフォルニアでスケートビデオを作るパンク少年だったのです!

当時のビデオからも彼のユーモア、センス、シュールな感覚とイマジネーションが溢れ出ています。

やはりスケートボードと関わると想像力が豊かになり感性が磨かれるんですね。

それから約20年の歳月を経て2014年「her」のオスカー受賞に繋がる。

みんな!周りが何と言おうと今自分が夢中になれることに挑戦しよう!

スパイク・ジョーンズだってこの時はそうだったはずだよね。

ちなみにゴンズとは今でも親友でスパイクはゴンズのお母さんと映画に行ったりするみたい。

 

<Blind Skateboards Video Days>

 

あとは1996年「Girl」からリリースした名作「Mouse」。

これもスパイク・ジョンーズが手掛けた作品。

それとスパイク・ジョーンズは「Girl」の共同経営者でもあって「Girl」周りの人達と仲がいいんです。

ちなみに映画「her」は「Girl」に対してのタイトルだということ。

スケーターってほんとユーモアあるよね。

 

<Mouse>

 

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出典:crailtap.com

スパイク・ジョーンズのショートフィルム試写会場にて

左からエリック・コストン、カニエ・ウエスト、スパイク・ジョーンズ、

リック・ハワード、マイク・キャロル

 

まとめ

スパイク・ジョーンズもスケート界隈の人達と同様、好きなことやってたらいつの間にか

こうなっていたのだと思います。

だって最初はスケートビデオ作っているパンク少年だったんですもん(笑)

あの当時ストリートの創成期だからまだルールもないし、まさしくDIYで作っていたんだと思う。

周りの人達から見たら先行き解んないし、きっと何か言われていたはず、

でも気にせず好きを続けていたら・・・

あら大変!世界的な映画監督になっていましたとさ。

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