伝説のスケーター「ジェイ・アダムス」死去の悲しい知らせが世界中を駆け巡っている。
長期休暇でメキシコを訪れ、サーフィンを楽しむはずであったジェイ・アダムスは
急に胸の痛みを訴え、プエルトリコの病院に運ばれるも金曜日に亡くなってしまった。
原因は心臓発作であったと伝えられている。53歳のJayboy悲しき知らせです・・・
トニー・ホークやスティーブ・キャバレロ、クリスチャン・ホソイよりももっと先の時代に、
ジェイ・アダムスは現代的なスケボーのスタイルを形成した伝説のスケボーチーム
「Z-boys」のメンバーでした。
トニー・アルバ、ステイシー・ペラルタとともに天才的なスケートスタイルで1970年代に
スケボー界に革命をおこしたスケーターです。
若くして名声を手にいれたジェイ・アダムスだが1980年代からは薬物の乱用や暴行で刑務所に
服役するなど負の面も持っていた・・・2005年に公開された映画「Lords Of Dogtown」にも
この辺の事情は描かれています。
その「Lords Of Dogtown」でジェイ・アダムズ役を演じた「エミール・ハーシュ」は
彼が亡くなった悲報を受け、金曜日の当日に以下のツイートをしている。
We lost a true wild man with the passing of Jayboy. Jay Adams was a legend who will be missed.
— Emile Hirsch (@EmileHirsch) 2014, 8月 15
映画の中で当時のジェイ・アダムスと瓜二つと評判であった「エミール・ハーシュ」の
敬意と悲しみが伝わってくる内容です。
そしてトニー・ホークも 以下のようなツイートで彼から受けた影響に感謝の意を伝えています。
Goodbye Jay Adams. Thank you for inspiring us to get vertical and to keep pushing the limits of what is possible. pic.twitter.com/ezBW7ZwdtI — Tony Hawk (@tonyhawk) 2014, 8月 15
私が実際には記憶に残っているのは80年代のクリスチャン・ホソイなのどの時代からなのですが、
ジェイ・アダムスが活躍した70年代のZ-boysは映画などの映像で見て認識しています。
本編の中で特にフューチャーされているのがトニー・アルバ、ステイシー・ペラルタ、
そしてジェイ・アダムスなのですが、それぞれ個性的なキャラで違った面を持って描かれています。
その中でも私はどうしてもジェイ・アダムスに惹かれてしまっていました。
彼の持つ天才的な才能と、それとは裏腹に人間としての弱さや負の面に共感する部分があったからです。
(誤解のないように言っておきますが薬物は絶対に反対!薬物を肯定する意味じゃないです。)
そして彼のメインストリームに媚びないアンダーグランドな姿勢は後年になっても
貫かれていた気がします。これぞ純粋なスケボーのあり方「ピュア・スケーター」だと思います。
そして私がこうしてスケボー関連のブログが書けるのも彼の発したエネルギーが
日本の片田舎まで伝わってのことで、それってものすご〜く凄いことですよね。
感謝と共にご冥福をお祈り申し上げます。
コメントを書く