「オーリーなんてしなくていい」そうすると道具も変わってくる

「オーリーなんてしなくていい」そうすると道具も変わってくる

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プロスーケーターであり映像作家の森田 貴宏さんの動画観て、もの凄く共感した。

僕も13年ぶりにスケボーを再開した時、自分が全く滑れなくなってて凄く苦労したんだ。

そしてオーリーが再びできるようになるまで時間がかかったんだけど、

その時思ったんだよね。

オーリーってなんてエネルギーがいるんだとうって・・・

 

オーリーをしないスタイル

当時40歳を目の前にした僕にとってはオーリーは体力的にとても辛かったんだよね。

森田さんも「オーリーはなんて非効率なんだ」って言ってる。

そんなことを僕も考えながらスケートパークに行ってみると、

オーリーしないスケーターが実は結構いることに気付いたんだ。

その中でも僕と同じ歳のスケーターでもの凄くスタイルのある人がいて

その人は意識的にオーリーをしないんだよね。

若い頃はバリバリストリートもやってたんだと思うけど、

今はオーリーからのアプローチは全くしない。

でもボウルもストリートも凄くうまくて這うようにコーピングにアプローチし

グランドやスライドをキメる。要はスラッピーの原理だね。

その他にもサーフィンのオフトレとしてスケボーをやっている人もいて

その人もオーリーはしない。

そんなオーリーをしないスケーターの平均年齢は30代後半からと高めなんだけど、

効率的に楽しく滑る為に体力などと相談しながら歳相応のスタイルになったってこと。

だからスケボー自体もストリートで使うデッキとは少し趣が違い、

太めのデッキに幅広のトラック、そして大きなウィールを使っている人が多い。

重いけどオーリーやフリップはしないからそれでいい。

メリットは安定した滑りができるから少しバランスを崩したくらいじゃ屁でもない。

あとデッキが長持ちする。

そんなわけで僕も真似して細めのデッキから太めのデッキに変えて、

オーリーはあまりしないようにしたところ、これだ!って思えたんだ。

そしたら今度は基本中の基本である「プッシュ」がもの凄く楽しくなってきてさ。

いやもうスケートパークでさえも行かないで、家の前でいいじゃないかって思えて、

小学生の頃に感じたスケボーの楽しさが蘇ってきたんだよね。

そのとき書いたのがこの記事。

 

 

 

たまたま本屋さんで見つけた本

ある時、本屋さんに行ったら「趣味の道具の作り方」という本が目に入ってきて、

中をパラパラと眺めていたら森田さんの手作りクルーザーデッキの記事が載ってたんだ。

 

そこには一枚の木材から削り出しでデッキを作るというもので、

市販の主なスケボーって数枚の薄い板を重ねてプレスしてデッキとして形成するんだけど、

これは違うんだ。削り出すんだ。まるで「円空」さんの仏像のように荒々しく。

前々から自作スケボーに興味があった僕はプレスは自前でできないなと諦めていたけど、

この本を見て削り出しなら僕にも出来る!作ってみたいと思い、

早速、ホームセンターに行って木材を買ってきた。

そして本に習って木材を削っていったのがこれ。

ちゃんとテールもノーズもキックがあるでしょ♬

一枚板から削り出したスケボー

一枚板から自力で削り出したスケボー

ここまで無い道具を駆使して自力でやったんだけど、どうしても木の節の部分が削れなくて、

仕方なく知り合いのクラフトマンに機械で削ってもらった。

機械で削り出してもらったスケボー

そのクラフトマン曰くこの木材は松の木だから丈夫だという。

これから僕がハンドシェイプで更に削っていき最後にペイントして手仕上げしていく。

塗料も既に買ってあるのでそれはまたの機会に紹介しよう。

世界に一つの僕だけのスケボー。完成が楽しみだ。

 

 

 

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