昭和ノスタルジー「僕のスケートボードはデパートで買ってもらった偽物から始まった」【小学生編】

公開日: コラム

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イトーヨカドーで買った猛牛の絵のスケートボード

今から遡ること29年前の1987年。

僕は10歳のわんぱく少年でした。

当時の子供達はファミコンと外遊びを両立しながら少年時代を謳歌していました。

そんなある日、僕の周辺では突如としてスケートボードが流行り出すのです。

何故流行っているかなんて当時の僕らは全く理解していなかったのですが、

時代的にパウエル・ペラルタのボーンズ・ブリゲードやクリスチャン・ホソイらが活躍し、

一代スケボーブームがアメリカから世界中に広がって行った時代です。

そんなことを知る由もない僕らは何故だか皆スケートボードを次々と所有して行くのです。

今考えると企業のマーケティングにまんまとハマっていたんですね・・・

言わずもがな僕もクリスマスプレゼントにイトーヨーカドーに行って、

皆が持っているからの理由で買ってもらったのです。

もちろんそのスケートボードはプロが乗っているような本物のスケートボードではありません。

いわゆる偽物でした・・・

デッキの裏面には「猛牛が鎖に繋がれている」グラフィック。

バスケットボールのシカゴブルズのあの牛が鼻息荒く鎖に繋がれているイメージです。

今からしてみれば、なんだかちょっと恥ずかしくなるようなグラフィック・・・

しかし当時の僕はそれが大のお気に入りで周りに同じものを持っているヤツがいないのが自慢でした。

僕も親もアメリカから来たスケートボードというものに知識がなかったので偽物だなんて

夢にも思わなかったし、それ以前にそんな認識も情報もない時代。

当時の僕の以外の友達のスケボーを思い出してみると、マイク・マクギルのドクロや

キャバレロのドラゴンをパクったグラフィックが多かったですね。

僕の記憶の中では本物のスケートボードを持っているヤツは一人もいませんでした・・・

み〜んな偽物です!そしてみ〜んな偽物って解っていません(笑)

でもそんなことは僕たちにはどうでも良いことだったのです。

板に4つのタイヤが付いたスケボーというものが単純に楽しくてたまらず、

学校が終わると、一目散に家に帰り、スケボーを持って日が暮れるまで遊んでいました。

 

ひたすらチクタク&名のもなきトリック&ちょっと頑張ってボンレス

カン、カン、カン、カン・・・

初めて僕がマスターしたトリックはチクタクです。

止まった状態からチクタクで前に進み誰が一番早いか競うのです。

団塊ジュニアの僕らの時代は今よりも子供が多く、

7〜8人が一斉にチクタクですから相当うるさかったと思います。

でも、うるさい!と怒られた記憶は一切ありません。いい時代ですね。

そしてもう一つのトリックは足の上にデッキを裏返しに乗せ、

ジャンプし半回転させたデッキの上に乗るという単純なもの。

ロドニーのフルースタイル風なトリックで未だにトリック名不明の名もなきトリック。

誰が始めたのか解らないが皆こぞってやっていました。

友達の親の誰かが知っていたのかなぁ?

それとも子供達が自然発生的にやり始めたかは今となっては不明。

そしてちょっと頑張ってボンレス。

この頃の僕たちはスケボーがオーリーという技で空中に浮くことすら知らなかった。

オーリーを知ったのはもう少し後の中学校1年生の時。

それだけ情報のない時代だったのです。

 

アスファルトから土の上に・・・そしてちょ〜迷惑なダウンヒル

そしてスケボーのフィールドはアスファルトから学校の裏山の土の上に展開して

いくことになるのです。

これも誰が始めたかは解りませんが、小学生の発想には驚かさせれます。

スケボーを山に持込んで滑ろうというのですからね(笑)

今思うとマウンテンボードのはしりです。

僕らはその裏山で30mほどの急坂をデッキの上に座って下り、

突き当たりのT字に延びた道を90°に曲がるという遊びを開発したのです。

時には一人で下り、時には二人乗りで下る。

曲がるタイミングを間違えば雑木林に突っ込んでしまうスリリングなデスゲーム(笑)

そしてそんな中に強者が現れます。

スポーツはそこそこだが、何故だか危険な遊びをさせたら右に出る者はいない「ヨッチ」という男。

ヨッチはヒョロッコですがその見た目とは裏腹に、この急坂をスケボーに立って下るハードコアな男。

僕もチャレンジしましたが途中で吹っ飛ばされてメイクすることができなかったのを覚えています。

そんな遊びを僕らは日が暮れるまでドロだらけになって遊んでいました。

そしてアスファルトに戻るとスリルを探求するようになっていた僕らは坂道を探しては、

車が来ているのも関係なく、所構わずスケボーでダウンヒルするようになって行ったのです。

今思えば、非常に危険な行為!よく誰も車にひかれなかったと不思議なくらい・・・

そしてかなりの迷惑行為を天然で行うバカなちびっ子ギャング達。

そんな遊びをしていても大人にこっぴどく怒られた記憶がないのは時代のせいかしら?

大人も今よりおおらかだったのか?

そんな田舎の少年達にとってスケートボードは場所を選ばない最高の遊び道具となっていったのです。

 

続く・・・

 

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