偶然出会ったフィルムカメラCANON Canodate E
我が子は2歳くらいの頃からカメラが好きで、僕の使わなくなったコンデジをおもちゃにして遊んでいたんだけど、随分前に見事大破。
その後、何度かまたカメラが欲しいと言われていて、やっと先日、彼専用の壊してもいいコンデジを購入した。
外観もキレイで充電器もバッテリーも付いる10年くらい前のオリンパスのコンデジ。
お値段は500円。
子供のおもちゃとしては十分過ぎます!
そしてふと横に視線をズラすと何ともレトロなフィルムカメラを発見。
むしょ〜に惹かれて家に連れて帰る事に。
それがコイツです。
CANONの「Canodate E」。
お値段980円。
シャッターは切れるとのことで壊れていないことを期待。
自宅に持ち帰ってチェックしてみたところ。
シャッターがたまにつかえて戻って来ない時がある。
その他の部分はよく解らないのでとりあえず写真を撮ってみようということで後日、キタムラさんで35mm iso400のフィルムを購入。
久しぶりにフィルム買ったよ。
なんかワクワクドキドキ!
今はデジカメ側で好きにiso感度を設定できるけど、昔はフィルム指定があって更にそのisoに合わせてカメラ側でも設定しなくちゃいけなかったんだね。
すっかり忘れていた(笑)
フィルムの入れ方も忘れてしまったのでネットで確認しながら、あ〜そうだった!なんてやりながらセット完了!
早速、試し撮りをしました。
無論その場で撮れているかの確認はできない・・・
しかもこのCanodate Eは1970年発売のもので、シャッター音もなんだか頼りない。
「ギ〜シュ」みたいな音でシャッターが切れるので撮影している感がゼロ!
ちゃんと撮れているのか?全く手応えがない!
でも久しぶりのフィルムカメラは楽しいね!
他にも無駄にフィルムカメラ買っちゃった
その後、Canodate Eで撮影したフィルムを現像に出してしいる間に、これだけのフィルムカメラを買ってしまいました。
Canodate Eが本当に撮れているか心配だったので、生きているフィルムカメラを探そうと思ったのです〜
向かって左側は1961年発売のKonica S2。
Cabidate Eより更に9歳年上です。
コイツは外観もキレイで各ダイヤル類も問題なく動きシャッターも切れる。
お値段980円。
ネットで調べると本体のチープなデザインとは裏腹に何か良いレンズと良いファインダーが付いてるんだって。
そしてなんと!電源供給を必要としないので、電池がいらないんですって!
素晴らしい!
素敵な写真も撮れそうです。
上段は安かったので思わず買ってしまったプラスチッキーな機体。
いらなかったかな〜(笑)
上左 FUJI cardia 800・・・300円(箱付き説明書付き 外観めっちゃキレイ)
上中央 CANON EOS 1000S QD・・・500円(レンズも別で買ったけど分解して壊しちゃった)
上右 Konica MR.70・・・300円(こいつはデザインが気に入ったがフラッシュが壊れていた)
とまぁ失敗しても痛くない値段なのでまっいいか。
Canodate Eで撮った写真は素敵だった〜
そんなことをしている間にCanodate Eの現像が上がってきました。
27枚撮りで現像料が600円。
プリントが一枚37円でした。
昔はいくらか覚えてないけど、きっと値上がってるだろうね。
それでは撮れたものをいくつか紹介します。
ちゃんと撮れてました!いいですね〜!
フォトスキャンアプリで読み込んだので若干色合いが変わっていますが概ねこんな感じの仕上がりです。
加工など一切してません。
現像は27枚撮りで内7枚が真っ暗。
おそらく例のシャッターのひっかかりが原因です。
これではいくらフィルムカメラといえコスパ悪過ぎです。
よっしゃーシャッター直したる!
ということでシャッター部分にCRE556をシュ〜と吹きかける。
これでシャッターの戻りが良くなると思いきや・・・
ありゃ?なんだかもっと悪くなったな〜
もっとかけてみるかと再びシュ〜と・・・
すると良くなるどころかシャッターが切れなくなって戻らなくなった!
調べてみると間違ってもCRE556を吹きかけてはダメだってさ!!!
あっちゃ〜!やってしまった!壊れた〜!!
良い写真撮れたのに〜
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しかたありません。
次はKonica S2に期待します。
こいつはファミリー機ながらも評価の高い機種なので試し撮りが楽しみです。
いや〜楽しいです。
フィルムカメラハマりそうです。
カメラ本体の見た目もかわいくていいすよね!
フィルムカメラとデジタルカメラの違い
フィルムカメラとデジタルカメラの撮れ味の違いが気になったので、いつも仕事でお世話になっているプロのフォトグラファーに聞いてみた。
その方曰く。
商用でフィルムカメラを使うのはもうあり得ないけど、趣味で使う分にはいいんじゃないですかとのこと。
商用だとデータのやり取りや写真の加工や処理があるからね。
フィルムでは不都合が多い。
フィルムの良さは被写体をよりリアルに再現してくれるという。
人の肌だったら肌のシワまで再現してくれる。
でもデジタルは無駄を省くのでそのような質感は出ないという。
まぁ使う側によってそれぞれメリット、デメリットがあるんですね。
僕は古いカメラだったら、本体自体のデザインも魅力の一つだと思います。
何とも言えないメカ感だったり、レトロでかわいかったり、それを首から下げている感じがまたいいじゃないですか。
そんな感じで、5月に買ったCANONの「G7 X Mark Ⅱ」ちゃんから少しずつ心が離れている自分がいます。
すまん!G7 X Mark Ⅱ・・・
毎年更新されるデジカメのスペック追従に疲れた人は、ゆる〜いフィルムカメラがオススメかもしれませんね。
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