名前:Ray Barbee(レイ・バービー)
生年月日:1971年10月5日
出身:カリフォルニア州 サンノゼ
スポンサー:Element, Vans, Independent
プロスケートボーダーだけでなくミュージシャンそしてフォトグラファーとしても
活躍する多彩な才能を持った「レイ・バービー」を紹介します。
ストリートにフリースタイルの要素を持ち込んだ一人としてスケボー界で
クレジットされている重要人物です。
レイ・バービーがスケボーを始めたきっかけは・・・
レイがスケボーを始めたきっかけは友達がプレゼントでスケボーを買ってもらい、
それを見て本物のスケボーの楽しさを理解したことに始まりました。
そしてその友達の父親からガレージの奥に眠っていた古いスケボーを譲り受けます。
そのスケボーは古くてテールもフラットだったけど当時12歳のレイ少年にとっては
眩しいくらい光って見えていたことと思います。
こうしてレイ少年はスケボーの魅力に取り憑かれていくことになるのです。
17歳のときにパウエル・ペラルタからスポンサーされる
レイがプロスケーターになった経緯はサンノゼから南カリフォルニアに移り住んだ、
高校卒業の17歳のときでした。
南カリフォルニアにはスケボー業界に関わっているスケーター達がたくさんいて、
マーク・ゴンザレスやジェイソン・リーと滑るようになったレイは一気に才能を
開花させていったのです。
ちなみにその当時の南カリフォルニアには「パウエル・ペラルタ」「ヴィジョン」
「G&S」「シムス」「シュミスティックス」「アルバ」「ドッグタウン」と
伝説のスケボーカンパニーがしのぎを削っていました。
そんな環境の中、今では盟友となった「トミー・ゲレロ」がレイのことを
「ステイシー・ペラルタ」に推薦してくれたこともあり、
あるコンテストでプロが滑ったあとにレイも同じコースで滑る機会に恵まれました。
その滑りを見たステイシーがレイのもとにやって来て「パウエルで滑ってみないかい?」
と声をかけらたのです。
そしてパウエルのビデオ「パブリックドメイン」に自分のパートを持つことができたのです。
そのビデオがこちら↓
この滑りを見た人達から高評価を受けたステイシーはレイのプロモデルを出すことを決定。
こうしてプロスケーターとしての人生がスタートしたのです。
ちなみにこの「パブリックドメイン」というビデオはボーンズ・ブリゲードのメンバーは
もちろん、若き日のマイク・バレリーや少年時代のガイ・マリアーノも出演してます。
レイ・バービーと言えばノーコンプライ
レイ・バービーと言えばストリートにフリースタイルやランプのトリックを
持ち込んだ滑りでストリートスケートに絶大な影響を与えたスケーターです。
そのきっかけはランプでのスケボーは近所迷惑になるので18時以降は禁止されていた
少年時代に遡ります。
まだ滑り足りないレイ達は18時を過ぎるとストリートに繰り出し、
ランプでやっていたトリックをストリートでやり始めたのです。
当時ストリートではルールが一切なかった時代なのでオーリーを覚えた後は、
偶然新しいトリックを生み出すこともできた。
なかでもレイのスタイルの特徴はテクニカルなオーリーのコンビネーション。
そして数々のバリエーションを持つノーコンプライは彼の代名詞的トリックです。
足に吸い付くようなノーコンプライはもはや芸術の域に達しています。
パウエルのビデオ「Ban This」で魅せた彼の華麗なテクニックは今見ても色あせません。
ギターリスト・フォトグラファーとしてのレイ・バービー
そして彼を説明するのに外せないのがギターリストしての顔とフォトグラファーとしての顔です。
ギターリストとしてはトミー・ゲレロやマッド・ロドリゲスなどのスケーター仲間と結成した
バンド「ブラックトップ・プロジェクト」で演奏する他、ソロとしても活躍中。
ギターに興味を持ったのも少年時代で友達がパンクバンドをやっていて彼らの楽器を
借りて演奏させてもらっていたのがきっかけ。
高校に入ってアマチュアでいい成績をのこしたときにステイシー・ペラルタに
ギターを買ってもらい、本格的にギターにのめり込んでいった。
2014年にはジャパンツワーを行い、渋くてファンキーなLIVEを魅せてくれました。
そして今年!2015年5月にもトミー・ゲレロと共に来日します!
詳細はこちら↓
フォトグラファーとしては94年、95年くらいからカメラの世界にのめり込み、
マニュアルカメラの使い方を学びにコミュニティ・カレッジでモノクロ写真の授業を受けるようになる。
その後スケボーショップで開催されたグループ展などに出展しモノクロ写真の写真集も制作する。
まとめ
プロスケーターとしてスケボー界に功績を残したレイ・バービー。
そしてスケボーの他にギターリスト、フォトグラファーとして
多彩な才能を発揮する彼ですが、そのスタンスどれも同じで自然とエネルギーを
つぎ込んだ結果だと言う。
そんな彼の熱いメッセージを紹介したいと思います。
夢を追いかけろ。何をやってもいいけど、とにかく楽しむことが大事。
そこから必ずいい結果が生まれるよ。
目の前にあることを一生懸命やれば、それが原動力になるんだ。
引用元:EYESCREAM 2011/9
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