デッキ
スケボーの板は、通常7枚の薄い板を合わせてプレス機でコンケープといわれる湾曲が付けられています。デッキの性質の違いは幅・長さ・コンケープの3要素で決まります。太いデッキは重いが、その分、安定して走行出来ます。一方、細いデッキは軽いので、回転性が高いです。コンケープはデッキを真横から見て反り返りが強いか弱いかの違いです。しかし、これらのことは始めての一枚を選ぶときには、それほど重要ではないかと思います。重要なのは、自分の気に入ったデッキを選ぶこと。グラフィックでもいいし、好きなチーム、ライダーのデッキでもいいのです。そのあとそのデッキにどのようなパーツを組み合わせて行くかということなのです。
ビス
デッキとトラックを留めているネジのこと。スタンスを決める際に、足を置く目安になります。ノーズとテールを一目で区別できるようにノーズ側のビスだけ色付きのビスにしているスケーターもいます。
トラック
トラックはデッキとウィールを連結する、鉄やアルミニウム、マグネシウムなどの金属でできた部品です。トラックの高さは「Hi」『Low』があるのでウィールやトリックのやりやすさなどで選ぶと良いと思います。
ウィール
様々な固さや大きさがあり、ウィールが大きいとスピードが出やすく、少々の悪路でも気にならないです。小さいと軽さが利点です。幅は広い方がグリップが強いが重く、狭ければ軽くてスライドしやすい。グリップは固さによって変わりますが、固い方がグリップ力が弱く、柔らかい方がグリップ力が強いがすり減るのが早いです。あとは使い込んでくるとどんなタイプのウィールでも自分のライディングに馴染んできます。
ベアリング
ウィールの中にセットされた金属製の精密部品です。国際規格で「ABEC」と表示され「ABEC3」「ABEC7」と数字が大きくなるにしたがって精度が高くなり、摩耗が少なくスピードが出ます。
デッキ本体の各名称
ノーズ:デッキの先端部分で前側のトラックを留めるビスから前の部分。
テール:デッキの後ろ側のトラックを留めるビスから後ろの部分。
キック:ノーズとテールの反り返り部分。
コンケーブ:プレス機によって付けられた湾曲のことで強さによって性質が変わる。
トラック本体の各名称
ハンガー:ウィールとウィールの間の部分。
キングピン:トラックの中心的部分で太いネジになっていて大きなナットで留っている。
ブッシュ:クッションの役割で衝撃を吸収。人間の体で言うと骨と骨を間にある軟骨と同じ。
カップワッシャー:ブッシュが割れないように抑える受け皿のこと。
シャフト:鋼鉄製のウィールの芯になる部分。
サイドナット:シャフトにウィールを留めるネジのこと。
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