【スケーター名鑑】アンドリュー・レイノルズ「スケボーの源流を貫く最後の大物」

【スケーター名鑑】アンドリュー・レイノルズ「スケボーの源流を貫く最後の大物」
photo by foxxyz
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名前:Andrew Reynolds(アンドリュー・レイノルズ)

生年月日:1978年6月6日

出身:フロリダ州 レイクランド

スポンサー:Baker, Indy, Emerica, Shake Junt, Altamont, Stance, Nixon, Spitfire


スケボー界、最後の大物。通称ボス。

30代半ばを過ぎた今でもガンガンハンマートリックを見せる驚異の身体能力。

スケボーのかっこ良さを体現し続ける本物のスケーター「アンドリュー・レイノルズ」

昨今のスケボー界は大企業の参入によりショビズ化しつつある中で、

彼はスケボーが本来持っていたアンダーグランドで不良、クールな部分を

彼のチーム「Baker」で表現し続けています。

長年に渡り議論されてきたスケボーのオリンピック競技化にも

真っ向から否定するような姿勢のアンドリュー・レイノルズであったが、

最近ではそれほど否定的ではなくなった様子。

というか「俺には関係ないね。」といった風に我関せずのようです。

そんな彼のスケート人生を紐解いてみましょう。

 

1995年バードハウス加入

アンドリュー・レイノルズは9歳の時からスケボーを始め、

17歳の時にはトニー・ホーク率いる「バードハウス」に加入します。

アンドリュー・レイノルズはこのバードハウス時代に

Xゲームやタンパなどの大きなコンテストに参加し活躍します。

同時に彼はトニー・ホークからスケボーに対する以下のような姿勢を学びます。

トニー・ホークはどんなに心身の状態が最悪でもデモを見に来たキッズ達に

絶対にヤバいトリックを見せる。

キッズ達はそれを期待しているのでその期待に応えるということ。

アンドリューもその姿勢を大事にし滑っている。

彼はトニー・ホークのことをとても尊敬しているようです。

 

2001年Bakerスタート

アンドリュー・レイノルズはバードハウスを離れ、自らのブランド「Baker」を立ち上げます

Bakerとは「ピー」や「ピー」などのギャングのスラングにちなんで命名されたようです。

あえてここでは紹介しないので気なる方は調べてみてください。

このBakerというチームは色々な意味でスケボー界に一石を投じるチームになります。

ここで冒頭に述べたスケボーのオリンピック競技化の話しと繋がるのですが、

Baker3というビデオが発売された時にアンドリュー・レイノルズはこう語っています。

「このようなビデオが出続けている限り、スケボーはオリンピック競技にならない。」

「礼には及ばないBakerこそスケートボードだ。」

とまぁアナーキーな発言をしております。

 

ゲーム「Tony Hawk’s Pro Skater」で大金をゲット!

トニー・ホークのスケボーゲーム「Tony Hawk’s Pro Skater」でキャラクターとして登場。

発売当時は何と歩合制で売れた分だけもらえたようです。

初回のその額はなんと!「約2000万円」。

しかしこのゲーム、キャラクターとして登場すると多くのキッズ達に認知されて

有名になれるということで、途中からそれ目的でタダで出してくれという

スケーターが出て来てしまったため、その後の報酬は定額で約100万くらになって

しまったようです。

本人からしてみれば、ちぃ余計なことを・・・って感じですね。

 

2004年Xゲームで銀メダル

2004年にはXゲームで銀メダルを取ってしまうほど、

スキルはどのスケーターにも追従を許さないほどの実力を持っています。

アンドリュー・レイノルズの魅力はなんと言ってもビッグトリックですね。

トリックにかけるストイックさはスケボー界随一です。

 

近年の様子

2014年にはエメリカからレイノルズのシグネチャーモデルをリリースしたり、

インディペンデントからもレイノルズモデルのトラックをリリースしてます。

 

Bakerのチームにはトニー・ホークの息子「ラリー・ホーク」が加入するなど

なんか縁を感じていい感じですね。

最近では初期のBakerの間違ったメッセージを訂正しながら、

彼自身、ドラッグなどで得たものは何もない!

と断言してしるほど、これからのキッズ達になるべくドラッグや酒から

遠ざけたライフスタイルを送れるように活動して行くとのこと。

あとは彼がカッコいいと思えるスケボーのあり方、

ユニークで小さくて、そして楽しいままのスケボーを貫いていほしいです。

 

まとめ

アンドリュー・レイノルズはスケボーのスキルはもちろん、

スケボーのスタイルやあり方をストイックなまでに追求しているスケーターです。

メインストリームを遠ざけながら彼の理想とするスケボーを

彼の率いるBakerを通じてこれからも表現してくれることでしょう。

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