「君たちはどう生きるか」というマンガを読んだ。
最近、本屋さんに行くと目立つコーナーに置かれていて、
気になっていたけどマンガとはいえ、なんか小難しいそうだなと思ってスルーしてた。
だけどやっぱり気になって買ってしまった。
このマンガの原作は80年前から長い間、読み継がれてきた小説だそうで、
主人公の中学生とその叔父とのやり取りの中で人はどう生きるべきかを問うという内容。
なぜこのマンガが今注目されているかというと、ジブリの宮崎駿 監督が次回作を
同名のタイトルで制作中ということが発表されたから。
しかしこの本をそのままアニメーションにするわけではなく、
この本を読んだ主人公が大きな影響を受けて行くという映画になるそう。
なんだかややこしいな・・・
このマンガは主人公の中学生と同じ、中学生から高校生あたりの子達に読んでもらい、
これからどう生きて行くのかの一つの指針になるような本だと思う。
かといって子供だけでなく大人が読んでもとても気付きがある本で、
知識や常識としては知ってはいるけど、深い部分では理解していなっかたことを
改めて教えてくれる先生のような本。
人の網の目の繋がりの中で
僕らが日常使っている物は全て多くの人が携わって目の前に置かれている。
例えばお昼にコンビニで買ったおにぎりは、僕の手に渡るまでどれだけの人の手を介し、
まるでリレーのようにしてここまでたどり着いたのか?
それを何処までもさかのぼって行くとお米の生産農家までさかのぼる、
いやいやもしかしたらもっと前までさかのぼれるかもしれない。
だから僕らはそのような人の繋がりの網の目の中で生きている。
その網の目が世界中を覆っていて意識はしてないかもしれないけど、
顔も知らない者同士、誰かが誰かの為に働いていることになるんだ。
それが「消費」して「働く」ということ。
このことを踏まえた上で誰かの役に立つ仕事にをしたいとか、今の仕事は誰かの役に立っている
という誇りを持って仕事に取り組んでいくと何だか目の前の霧がパッと晴れた気がした。
クスッと笑ってくれらたそれでいい
このブログだって何処かの誰かの役に立っているかもしれない。
僕というフィルターを通して経験した事や考えを発信してそれに共感してくれたり、
クスッと笑ってくれたり、または何かの参考になっている人がいるかもしれないと
思うと張り合いも出てくる。
だから僕しか書けないブログということが大切なんだなってこの本を読んで思ったんだ。
このブログがスタートしたときはスケボー専門ブログとして書き始めて、
当初はアクセスを稼ぐ事に重点を置いていた。
その甲斐あってスケボーの個人メディアとしてはある程度のアクセスを集めることができたけど、
内容としてはとにかく海外の情報をいち早く載せることだったりして、
他の大きなスケボー専門サイトと勝手に競い合っていた気がする。
朝一でスラッシャーの本国のサイトをチェックして、やった!何処よりも早く
海外のスケボー動画を紹介したぜ!って。
でも途中で気付いたんだよね。それって僕じゃなくてもできるよねって。
だから途中から少しベクトルをズラしてスケボーと僕が興味のあることを
関連付けて書くようになった。
例えばこの記事。
僕はスケボーも好きだけど他にも好きなことや普段考えていることがたくさんあって、
それをどうしても記事にしたくてこのように無理矢理スケボーと関連づけて、
書いてたんだよね。
これがすげ〜難しいだ。
そして僕の中でこのブログはスケボー専門で読んでくれている人達もスケボーと関連する
記事が読みたいんだからそれ以外の記事は書いちゃいけないって勝手にスケボー縛りで
になってたんだよね。
現に今でもスケボー関連の記事の方が反響があるんだけどね。
でもそれが途中でやんなっちゃってさ。
そしたらあまりブログを書かなくなったんだ。
そうしているうちに母親が突然亡くなるというショックな出来事が起こって、
人って何で生まれて何の為に生きているんだろうって中学生みたいなことを考えたりして、
何だか仕事にも力が入らなくなり人と会うのもおっくになって、体調も優れなくなって・・・
そしたらブログを書かなくなってから一年が経ってた。
なぜ今更ブログを書こうと思ったのか?
それは単純に書きたいと思ったからで、今度は自分のフィルターを通して考えた事や、
経験したことをもっとストレートに書きたいと思ったから。
そしてそれがスケボーに関連する事じゃなくてもいいやってさ。
もっと僕という人間が見えるようなブログの方がいいって自分で勝手に完結したんだ。
ほんとおかしいよね。誰にも批判や否定なんてされてないのにさ(笑)
で「永遠の中二病」であり「永遠の次男坊」が書くそんなイタいオヤジのブログって
他にはなかなかないからさ。
これはこれで自由になりたい大人がクスッと笑ってくれたり、共感してくれたり、
普段窮屈な思いをしている人の心が少しでも軽くなってくれたらいいなって思ってる。
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