ロックかロックじゃないか

ロックかロックじゃないか

Advertisement

 

おじさんになっても未だ団体行動が苦手な僕です。

この歳になるまで必要最小限の人間関係で過ごしてきました。

なので友達は少なく、今ではその少ない友達ともあまり会わなくなって

家族というめちゃくちゃ小さいコミニュニティで満足している僕です。

僕の若い頃は孤高の男をハードボイルドでかっこいいと羨望の眼差しを向けたもんです。

周りにもそのような人間を受け入れる懐の深さがあったけど、

今ではただの偏屈なおっさん。協調性のない欠陥品の烙印を押されてしまいます。

 

でも最近は背負う物も多くなってきて、それではダメなんじゃないと自分が良しとしない

ものでも受け入れてしまい後悔するなんていうことが多々あります。

こんなブレブレな自分をどうしたらいいんだろうって・・・

それじゃ原点に帰って「ロックかロックじゃないか」で判断すればいいんじゃないかと。

その前にロックとは何か?だが、それは音楽のジャンル云々ではなく生き方ということ。

明確な定義があるわけじゃないから何とも言えないけど僕が思うに「ロックな生き方」とは

【リスクを恐れない】【誰にも媚びず自分の信念に従う】といったような生き方を指すのだと思う。

そんな事で近年の僕の行動がロックかロックじゃないか振り返ってみた。

 

ロックじゃなくアイドルだからね

数年前、ある集まりで○KB○8の「○するフォーチュン○○」のダンスを一緒に踊ろうと

誘われるが、それだけは勘弁!と断固として断った。

これは間違いなくロック!

だってロックじゃないじゃ〜ん。アイドルのお遊戯会には断じて応じられん!

 

報酬がいいからと乗り気じゃない仕事を引き受ける

ちなみに僕はデザイナーでWebやグラフィックデザインを生業としてます。

な〜んか人も仕事も面倒くさそうな感じだったんだけど報酬が良かったのでその仕事を引き受けた。

ロックじゃなかった・・・

案の定、あーでもないこーでもないと難癖を付けられ納品までめちゃくちゃ時間がかかった。

尚かつ報酬の1/3を未納のまま当の会社は倒産してしまった・・・

せめて金払え〜

 

父母の集まりに行かずにスケボーしに行く

近所の公園で子供の保育園の父母たちが集まって楽しく遊ぶ会に参加せず、

一人違う公園・・・つまりスケートパークでスケボーをする。

ロックじゃないな?

一見ロックに思えるけど、ここは子供の為に参加しておくべきだったと後悔。

ロックはファミリーを大切にするのです。

 

ママちゃんに誕生日プレゼントをあげてない

昔はちゃんと感謝の意味も込めてプレゼントは欠かせなかったが、

近年誕生日がなあなあになってきた。

今年はプレゼンはあげなかった・・・

ロックじゃない!

かのチャールズ・ブロンソンは奥さんのジルを大切したもんだし、

 

日本ロック界のレジョンド「シーナ&ロケッツ」の鮎川誠さんも

奥さんのシーナさんを看取り最後まで一緒に。

シーナさんは病室であのヒット曲「ユーメイドリーム」を鮎川さんと聞きながら旅立たれたそうな。

素敵だな。

ママちゃんは僕の小さなコミュニティの最重要人物だからもっと大切にしなくっちゃ。

 

俺って結局ロックじゃなかった・・・

ということで少ないエピソードを振り返ってみたけど、

こうしてみると俺ってロックじゃないな〜って思った。

自分ではおっさんになったとはいえ、もう少しロックだと思ってたけど違ったね〜

なんかショックだった。

守られた環境から飛び出しフリーランスという一見リスクを取った形でいい気になってたな・・・

すみませんチャック・ベリー先生、俺もっとロックで行きます!

そうかそうか雲の上から見ているぞ。

そっとチャック・ベリー先生に背中を叩いてもらう妄想オヤジでした。

 

コラム/エッセイカテゴリの最新記事